独り言を書くのは一年ぶりか・・それほど激動の?日々でもあった
今回のテーマは「原爆」・・例のごとく、多大な参考資料と被爆者の方々の生きた声と向き合い、いつもの直観に従い生み続け、昨年10月頭には脚本がほぼ完成した
キャストオーディションを告知するとネットの力だろうか、ひと昔前には想像もできなかった人たちが全国から集まってくれた。新幹線や夜行バスで埼玉の会場にくるのは、今ではもう驚かなくなったほど
生命座のオーディションは個別である、私つまり演出と一対一でないとその人のもつ表現力や人間性が見えにくいからだ。ゆえにそれにかけた時間たるもの、半端ではなかった
会場の一室を昼夜借り切り、一人30分としてもせいぜい一日15人が限度
それを週二回、約三か月、続けた。広報陣の努力もあるが、個別面談ゆえ絶対に自分は休めない、ある意味稽古並みの過酷さだった。五キロ痩せた・・しかし、私の作品に出たいと、わざわざ北本までやってきてくれた人たちだ、決して疲れたとかで手は抜けない。年末は合否に悩む日々、できるものならやる気のある人は全員舞台にあげたいくらいだったが・・私なりにイメージなどで厳選させて頂いた
結果、今年の一月半ばに顔合わせとなった
感無量であった
この人たちがこれから自分の絵を完成させる、かけがえのないひとコマになってくれるのだ
その人の持つ色を、数か月後には他の人では絶対出せない色に染め上げていくのが次の私の役目である
一色でも抜けたら絵は完成しないのだ
紙面のイメージがいざナマの人間に立ち上がると、これがどれほど作品との整合性をあわせることが難しいか脚本と演出をつけたことがある人にはわかるだろう
今はその渦中、ときに心折れそうになる自分を叱咤激励しつつ、懸命にくらいついてくれる役者陣を信じ(自分も出演するが・・)必ずや参加者にも貴重な時間だったと思わせる作品に仕上げるのだ
7月22.23日、生命座初の共催がついた大舞台、来月にはもうチケット発売なのだ、時間も限られてきた
あっという間にもう午前5時だ・・もう今日が始まったのだ・・
2017年03月16日
「太陽が落ちてきた〜すずなりの逸声」オーディションから早くも半年・・
posted by ユウカ at 05:06| 日記